ベランダ野菜の6つのポイント

 

 

ベランダに直接日光が差し込む時間は季節により変わりますが、日光ができる限り長い時間野菜に当たるように工夫が必要です。

 

私が住んでいるマンションのベランダは高さ120cmのブロック塀に囲まれているので、90cmの高さの台にプランターを置いて日光が当たる工夫をしています。

 

ただし、トマトなどの草丈が高くなると不安定な野菜は生長に応じて台の高さを調整しないと強風で茎や葉が折れてしまいます。

 

そこで、45cmの高さの台を2つ作り、重ねられるようにしておくと90cmの高さと45cmの高さに調節できるので成長に応じて台の高さを調整しています。

 

野菜に直射日光が当たるようにプランターの高さを調節する

 

 

また、ベランダは限られた貴重な空間なので、台の下に分別ごみなどが収納ができるように脚の部分は空間を設けると収納しやすくなります。

 

 

培養土選びのポイントは「土壌病原菌の汚染が少ないこと」、「野菜の根が良く育つこと」の2つが必要な条件です。

 

土壌病原菌は培養土に配合された赤玉土や黒土、ヤシガラなどに潜んでいることが多いので、これらの配合されていないものを選びます。

 

土壌病原菌はカビ系の病原菌が多く、野菜を栽培することで汚染がひどくなるので、早めに培養土を買い替えた方が良いでしょう。

 

野菜の根が良く伸びる条件は通気性と保水性を併せ持つ「団粒構造」であることが必要で、根が良く伸びることで生育も早くなり乾燥にも強くなります。

 

過去に使用した培養土で発生した病気については別のページで紹介していますので参考にしてください。

 

細根が多く、病害の発生が少ない培養土を選ぶ

 

 

葉菜類はキャベツや白菜などの葉数が多くて大型の野菜やほうれんそうや春菊など小型でも良く根が伸びるものは深さ25cm以上のプランターでないと生育が制限されて思うように育ちません。

 

水菜や漬け菜は育てる株の大きさに応じて、小株採りするなら浅い汎用プランター、大株なら深さのある大型プランターを使います。

 

根菜は直根性の大根やごぼうは深さのあるプランターが必要ですが、カブの場合は浅い汎用型のプランターでも育てるサラダかぶのような品種もあります。

 

プランターは浅根の野菜と深根の野菜で大きさを変える

 

 

種まきの時期は種子袋に記入されていますが、適期となるとその地域の気象条件がちがうので育ててみないとわからないことがたくさんあります。

 

第一は種まきした種子が揃って発芽することで、発芽が揃わないと間引きして、苗を移植するという作業にも影響があります。

 

発芽が揃わない理由として、光に対する発芽の影響があり、発芽に光が必要な野菜とそうでない野菜では覆土の厚さを変える必要があります。

 

また、表皮の固い種子は吸水するのに時間がかかるため、種まきする前に十分吸水させて、種子を膨らませてから種をまく必要があります。

 

種は適期に、覆土の厚さを揃え、発芽まで乾燥させない

 

 

受粉は風や昆虫が受粉を手助けしてくれる場合もありますが、ベランダでトマトやキュウリ、スイカなどを収穫するには人工授粉が必要になります。

 

トマトは開花が始まったら房ごと軽く指で弾く(1週間程度繰り返す)と受粉しやすくなりますが、ウリ科の野菜は雄花と雌花を交配させる必要があります。

 

きゅうりやすいか、メロンなどは雄花の花弁を除去してから、2個以上の雄花を雌花にこすり合わせて受精させる作業が必要です。

 

外見で収穫の時期がわかりにくいスイカやメロンなどは着果した日をラベルにつけ、採り遅れないように適期の収穫を心がけます。

 

人工授粉は気温が上がる午前9時ごろまでが受精が高まる

 

 

きゅうりやなす、ピーマンなどの未熟な果実を収穫する野菜は成り始めの1番果と2番果を小さいうちに除去して株の成長を促進します。

 

トマトは房の半分以上が受粉に成功したら、果実の肥大をや上位花房の開花を促すために、残りの花を摘花します。

 

さらに、果実の大きさを揃えるためにはトマトの大きさに応じて大玉トマトは1房1〜2個、ミニトマトは1房6〜8個に摘果します。

 

摘花と摘果で果実の肥大、上位花房の開花促進を図る